例年担当させていただいております標記の講座を本年度も担当させていただきました。カリキュラム全体のちょうど中間位にあたる講座になります。この講座は、研究開発とベースにした新しい事業づくりを担うプログラム・マネージャー(PM)を育成することを目的としています。
どんな人材を育成していきたいと考えているかですが、デジタルトランスフォーメーション(DX)などを実現するには、ワールドワイドに新しい技術を取り入れて、どんどん挑戦していける人材ですね。以下のように定義しておいでです。
この分野や組織を超えてという部分が大事ですね。単に複数のプロジェクトを束ねるのではなく、革新的なものを生み出していくには、分野や組織に捉われずに物事を進めていけるような人材が本当に重要なのだと考えております。講座を担当させていただいております慶応義塾大学SDMに来ておいでの皆さんは、この部分が優れているなといつも感じます。皆さんと企業のメンバーとをつなぐ企画を実施させていただくことがあるのですが、初対面でもまったく気にせず、どんどん企画のアイディアを出してくれます。企業側のメンバーも最初は戸惑いながら、刺激を受けて、フレームをはずしていってくださるので、とても有効だなと感じております。
JSTの講座は、研究者やR&D関連の方が多いので、新しいものへの挑戦はとても積極的です。後半の講座で実施させていただいております『組織マネジメント』の自己分析では、「新規のことが好き」という方が多いです。この新規のものに興味があることに加えて、組織を超えたコミュニケーション、組織づくりが重要になってきます。そこで、後半の講座では、『組織マネジメント』を実施させていただいております。本年は4月23日(金)に実施予定です。
このプログラムには第2ステージが準備されており、第1ステージでまとめた取り組みの実施計画書に基づいて、事業立ち上げに向けた最長2年、最大500万円の助成と専門家による支援がJSTより行われます。ご興味のある方は、ぜひ次年度の取り組みに応募ください。ちなみに昨年度は4月23日から募集開始でしたので、次年度も4月後半から募集が開始されるはずです。
▼PM育成・活躍推進プラグラム(プログラム・マネジャーとは)
▼科学技術イノベーション人材育成プログラム(公募情報)
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