長年パナソニックのLet’s noteを愛用してきたのですが、ついに卒業の機会となりました。Let’s noteは丈夫で、トラブルが少なくビジネスシーンでは人気ですね。当方もパナソニックにいたこともあり、安心して使用しておりました。記憶している範囲で、歴代7代20年以上使ってきました。今後も使い続けると思っていたのですが、ついに諦めました。
変更を考えた理由は以下の3点です。
① 使用していたQV1の液晶が壊れました。
液晶に徐々に線が入り始め、おかしいなと思い、パナソニックのサポートに連絡しました。デバイスドライバーの問題かもしれないとのお話をいただき、入れ替えをしましたが治りませんでした。やはり、ハードだなと思いながら、そのまま使っていましたが、ついにブラックアウトしました。立ち上げなおすと表示されたりもします。パネスの下の部分を触ると治ったりもします。接触不良かとも思い、パネル部分のカバーを外してみましたが、接触不良はなさそうでした。これは液晶パネルが完全に壊れたなということで、液晶パネルの交換を考えました。しかし、交換を頼むと高価(パソコン修理屋さんに確認したら5-6万円はかかるとのことでした)になることと使えない期間が出てしまいます。代替機は保有しておりましたが、少々古いので、thunderboltが使えず、今年導入したGPUボックスが利用できないという問題がありました。そこで、自分で液晶パネルを交換しようと考えて、通販でQV1用のパネルを発注しました。届くまでは外部ディスプレイで使用しておりました。液晶パネルは1.7万円で購入できました。3日ほどで到着し、実際には2時間ほどで取り替えて、現状復帰できましたが、何となく不安を残しました。
② そこで、次の購入を検討も最新のSC6が、30万円以下で購入できない。
最新の機種がリリースされた時期(夏モデル)でしたので、買い替えを検討したのですが、最新のSC6シリーズは、最少モデルこそ30万円を切っていますが、通常使いたいレベルのものにすると40万円近くになってしまいます。この30万円は、少額減価償却資産の限界であり、30万円を超えると当期の損金算入できず、固定資産となってしまいます。パソコンに40万円は高いだろうという感覚的な問題に加えて、固定資産の問題も出てくるので、価格戦略上間違っているなと感じました。
③ 最近のパナソニックの経営方針に違和感があります。
さらに加えて、最近のパナソニックの経営方針では、人を減らすことだけが事業戦略として出てきています。事業をどのように展開するかではなく、社員を減らすことばかりが社長から語られる企業は信頼できません。このような企業にいると社員はやる気がなくなるはずです。そんな企業の製品はやはり信頼できないと感じます。創業者の松下幸之助は、「松下電器は物をつくる前に人をつくる会社です」とおっしゃっていたはずです。企業が厳しい時も人員削減は実施されませんでした。そうであれば、社員もやる気を出すはずです。今のパナソニックはその逆を行く会社になってしまいました。
▼物をつくるまえに人をつくる (出展:PHP研究所)
ということで、修理はしたものの、パソコンを別の会社のものに買い替えることにしました。VIO,HPやEPSONなども見てみたのですが、特に魅力を感じませんでした。そんな中、パソコンのレビュー記事を見ていたところ、世界最軽量FMVZeroの記事がありました。14型で634g!!!すごいじゃないか。つい飛びついてしまいました。実際に軽いです。指2本で軽々持てます。PDの電源や様々なケーブルで、鞄がどんどん重くなっていましたので、これはとても快適です。インテルCoreUltra7、32GBメモリなので、当然かもしれませんが、処理スピードも十分です。これで、26万円程度ということで、Let’s noteの7割くらいで同等の性能を手にすることができました。そして重量は6割ちょっとです。見た目も渋いブラックで、ロゴもほとんど見えないシンプルなものです。素晴らしい!!!
とはいえ、十分に調査せずに購入してしまったので、いくつか問題もありました。
▼FMVZero WU5/J3
FMVZero WU5/J3の問題点
① なんとthunderboltに対応していない
USB-Cが2つついているので、当然thunderboltには対応していると思いきや対応していませんでした。これは認識不足でした。改めて調べてみるとWU4は対応しているので、最軽量を実現するために対応しなったようですが、それはないよなあという感じです。
せっかくのGPUボックスが使えません。このGPUボックスはディスプレイ、有線LAN、その他の周辺機器を一体化できるので、USB-C一本ですべてがつながる快適環境だったのですが、使えない状況になっています。ただし、ディスプレイはUSB-Cのディジーチェーンで、周辺機器はUSB-Aハブでつながるので、2つつなぐだけです。処理スピードは十分なので、実質は大きな問題ではありません。しかし、10万円のGPUボックスが使えないのは精神衛生上よろしくないです。GPUボックスはOCulinkに対応しているので、保有しているミニPCを買い替えて、そちらで活用しようと思います。
② Windows Hellowが使えない
こちらは購入時のオプションで、フルHD対応のカメラを選べばよかったようですが、これも調査不足でした。しかし、今どきのパソコンで、Windows Hellowに対応しないってありなのという感じですが、軽量化のためにいろいろと犠牲になっているのだなという感じです。
③ キーボードが見にくい
これはあえて、目立たないようにしているようです。ブラインドタッチの間は問題ないのですが、日ごろ使わないファンクションキーなどを押すときに困ります。ただし、自宅ではLogicoolの外付けキーボードを使っていますので、困るのは外出時だけです。
④ タッチパッドに触れてしまい、カーソルが飛んでいく
タッチパッドが四角くて広いので、入力中につい触ってしまうことがあり、あらぬところにカーソルが飛んでいきます。注意をしていれば大丈夫なのですが、油断をすると発生します。Let’s noteの円形タッチパッドはこの点はとても優秀でした。
ということで、最適選択は、ウルトラライトモデルのWU5/JU3ではなく、ハイパフォーマンスモデルのWU4/J3だったのだと思います。こちらも888gですので、十分軽量です。thunderboltもついているし、値段もほぼ一緒です。この機種にフルHDWEBカメラをつけて、64MBメモリが良かったかなとは思います。軽いすごいと飛びついてはいけないと反省です。でもこの軽さは、やっぱり良いなとも自己満足いたしております。
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