20周年を迎えたプロジェクトマネジメント学会の記念行事として、講演会が大井町の「きゅりあん」で、開催されました。
上坂会長や河合名誉会長、経済産業省、研究・イノベーション学会からの挨拶や祝辞の後に、以下の二つの記念講演が行われました。
記念講演1:「デジタルトランスフォーメーションによる社会変革への挑戦」、日本電気エグゼクティブディレクター 山田昭雄氏
記念講演2:「AI in 2020: Past Lessons,Today’s Realities, and the Future AI of 2030-2040」, Stanford University, Edward Feigenbaum
▼20周年記念式典イベントスケジュール
山田氏の講演では、AIとIoTを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)についてお話をいただきました。
DXとは、デジタルの力でデータを起点とした意思決定を「大規模化」、「高速化」、「細粒度化」することと定義されて、次世代店舗での事例をご紹介いただきました。その後、AI技術の動向や様々なDX事例、AI時代のシステム開発の考え方、AI普及への課題などをお話しいただきました。
Feigenbaum氏の講演では、AIの50年を振り返ったうえで、2020年現在におけるAIの課題をお話しいただき、さらに今後の動きとしてのデープ・ラーニング、人とAIとの協調さらに今後のAIについても言及いただきました。
AIをテーマとした時流に乗ったご講演でありましたが、プロジェクトマネジメントとの関係については、あまりお話しがありませんでしたので、少々拍子抜けした感もありました。2019年のPM学会新春セミナーでは、「プロジェクトマネジメントにおけるデジタル革新」と題して、各社のかなり具体的な取り組みを紹介いただけましたので、ちょっとギャップを感じてしまいました。20周年記念行事ということで、より広い範囲でのご講演をいただけたということかもしれません。
▼プログラム
13:00 受付開始/開場
13:20 開会・会長挨拶・来賓祝辞
13:40 講演1:「デジタルトランスフォーメーションによる社会変革への挑戦」
山田昭雄氏(日本電気 エンタ―ブライズビジネスユニット エグゼクティブディレクター)
14:40 休憩
14:55 講演2:「AI in 2020: Today’s Realities, and the AI Future of 2030-2040:Limitations, Research, and Possibilities」
Professor Emeritus, Dr. Edward Albert Feigenbaum(スタンフォード大学名誉教授)
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