◆企業でのオンライン研修を実施しました (20200515and18)

 先々週と先週末に、ある企業で、オンラインでの新入社員研修を実施いたしました。システム・ソリューションのプロセスを学び、その中でも上流の提案のプロセスを演習で経験するものです。

 参加者は、全体の研修を二つに分けて、最初のグループ70名程度で、全員ご自宅からのオンライン参加です。今年の新入社員の皆さんは、まだ一度も会社に来られていない状況で、すでに一か月以上を自宅からのオンラインで研修を受けておいでです。Microsoftのteamsを活用しておいでで、操作にはかなり慣れておいでです。とはいえ、本格的な演習を含めた研修は、初めての実施になりました。私の担当部分は、1.5日です。本来ならば2日でも厳しい内容をぎゅっと詰め込みましたので、皆さん本当に大変だったようですが、その後の4日間の実践で、確認されて、終了時のアンケートでは大変だったけれど、充実しており、終わるのが残念といったコメントもありました。

 前半の1.5日で、実施いただいた内容は、顧客ニーズを共感マップで検討し、ビジネスモデルをBMC(ビジネスモデル・キャンバス)で記述して、顧客への提案を実施するというもので、テーマは大阪万博として、万博の運営者や警備責任者などをお客様として、提案をしていただくものです。後半の実践では、この企業の実際のお客様を想定して実施いただきました。

 今回、本格的な演習を実施するのが初めてでしたので、すべてオンラインとせずに、オンデマンドとの組み合わせで実施いたしました。構成は以下のような形です。

① 全体の進め方

② セッション(6つの演習を設定、以下の③から⑥を繰り返す)

③ セッションごとの進め方の説明

④ オンデマンドで、テキスト動画を確認

⑤ オンラインでのチーム演習

⑥ オンラインでの全体発表、質疑

▼研修の構成

 ネットワークがうまくいかず、アクセスできない方が出るケースもありましたが、ほとんど問題なく進めることができました。受講者がteamsの操作に慣れていたことがとても大きかったと言えます。アクセスできなかった方も事前に準備した動画をスマートフォンで見ていただいて、学習部分は実施くださいました。

 とはいえ、オンラインでの演習の議論はかなり難しい部分もありますし、発表も切り替え時間など通常よりも時間がかかってしまいます。また、画面共有をしてもタイムラグが生じることや、発言もタイムラグが生じます。投稿やチャット、手上げ機能などをフル活用しながら、何とか乗り切ったという感じです。メイン講師のほかに、チーム検討のファシリテータ(個々のチームに入らないと状況が見えないので、3名で支援)、teamsの運営、接続の支援といったサポータ付きでの実施です。集合研修でも演習のファシリテータはついていますが、オンラインでは運営側も十分な体制が必要になります。

 先週は、その後同じ企業の別の組織で、同様の研修を実施させていただいております。今週も続きます。こちらは、講師は4画面使いながらやっています。

今週も実施ですので、また報告させていただきます。

・ teams用のパソコンのディスプレイ(写真ではディスプレイに隠れています。マイクが乗っているものです)

・ 資料の表示用のディスプレイ

・ 受講者の画面を確認するためのパソコン(運営者用)のモニター用ディスプレイ

・ テキスト確認用のパソコン(teamsのパソコンで画面を早く動かすと見にくいので別途準備。紙でもよいがマイクなどがあるので、手元に資料は起きにくいのです)

▼講師の実施状況

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