◆筑紫女学園大学で「デザイン思考を活用したファシリテーションの実践講座」を実施させていただきました(20201001)

 福岡県太宰府市にある筑紫女学園大学で実施されておいでの課題解決実践ゼミ「プロジェクトデザイン」の中で、新規ビジネスづくりを検討されておいでです。今回は、この実践ゼミの中で、ファシリテーションを活用いただいて、新規ビジネスのアイディア出しを実施していただきました。

 本ゼミは、九州大学で教鞭をとられておいでだった谷口先生が、筑紫女学園大学に異動されて、実践されておいでの講座です。谷口先生が九州大学の地域政策デザイナー講座(現在は、地域政策デザイナースクールに改名)を実施の際にファシリテーションなどを実施させていただいていた関係で、今回お声がけをいただきました。

 実施いただいた内容は、以下のような項目です。

 ビジネスプランとは ~事例

 システム×デザイン思考とは

 ファシリテーションとは

 ファシリテーション・プロセスとは

 ファシリテーションのスキル

 場のデザイン

 対人関係(聴く力、質問する力、関わる力)

 構造化(ブレインストーミング、親和図、構造シフト、バリューラダー)

 合意形成(ストーリーテリング、スキット)

 

 大学はまだ全員が出席できる状況ではありません。この日は後期の初日でオリエンテーションが実施されており、通常よりは多くの方がご参加のようでしたが、まだまだオンラインでの参加が主体で、今後の講義はオンライン中心で進むとのことです。

 この日は、9名のゼミ生のうち、6名がリアルで、3名がオンラインでの参加のハイブリッド型で実施しました。全体での講義は、資料をzoom経由でプロジェクタに投影しながら、講師の姿はカメラを設置して、プロジェクタの近くで少々動いても映るように設置して、zoomで参加しているオンラインの皆さんにも見ていただけるようにいたしました。オンライン参加者とは、スピーカーフォンを活用することで、相互性を確保しました。

グループワークも実施しましたので、1グループはリアルでホワイトボードを使って、ブレストや親和図づくりを実施していただきました。もう一つのグループはリアルが2名、オンラインが3名での実施です。こちらは、講師用とは別のパソコンとカメラ、スピーカーフォンを準備して、グループワークを行いやすくしました。2グループでしたので、ブレイクアウトセッションは利用しませんでした。全体のセッションのみで、グループワーク時には、講師用のパソコンをマイク、スピーカーをオフにして、グループ側のみで実施できるようにいたしました。リアル側の方がファシリテータと書記役になり、オンライン参加の方の意見を付箋紙に記述してホワイトボードに記載いただき、その状況をカメラで撮影して共有をしながら実施いただきました。何とか実施いただきましたが、やはりリアルのみで実施いただいたグループとは検討の深みが違っておりました。オンラインの議論も難しいですが、リアルとオンラインのハイブリッドはより難しさを感じました。

今後も大学での講座は、オンラインが続く状況ですので、工夫を続けていく必要がありそうです。

リアルで実施いただいたグループは、バリューラダーも作成してくださいましたので、ユーザの利用経験をスキットで実施いただき、最後に盛り上がっていただきました。

まったくの偶然ですが、筑紫女学園大学の学長の中川先生、副学長の渡辺先生は、私と高校の同窓で同じクラスだったこともあり、講座の前にお食事をご一緒いただき、久しぶりに高校のお話などもさせていただきました。ちなみに谷口先生も高校の先輩です。郷里の教育にお役に立てるととても嬉しいです。

▼筑紫女学園大学のwebページ

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