ファシリテーションでは、場のデザインのスキル、対人関係のスキル、構造化のスキルを活用して議論を進め、最後に合意形成のスキルを活用して、参加者の合意形成を行います。この合意形成の中で、コンフリクト解消の方法をお話ししておりますが、その内容について、質問があることがあり、まとめてみました。
堀公俊氏は 『ファシリテーション入門』の中で、コンフリクトの解消には、以下の3つがあると言われています。 (1)回避的アプローチ(回避) (2)統合的アプローチ(分配) (3)協調的アプローチ(交換、創造)
この考え方のベースには、交渉などで活用される「トーマス・キルマン・モデル」です。自分の立場と相手の立場のマトリックスで、5つの区分があり、協調的対応が最も良いのですが、状況に応じて使い分けることも大切です。それぞれの対処方法の概要は以下の通りです。
競争的 ・・・ 相手を犠牲に(説得)して自分の利益を中心に解決。
受容的 ・・・ 自分の要求を抑えて相手の要求を受け入れることで解決。
回避的 ・・・ その場で解決しようとはせず、対立する状況そのものを回避。
妥協的 ・・・ 互いの要求水準を下げて部分的な実現を図る。
協調的 ・・・ 双方の立場を尊重し、協力しながら事態解決。
コンフリクトの解消法の詳細は、「プログラムマネジメント」4.コンフリクトの解消にまとめてみましたので、ご参考ください。
https://saisei-c.amebaownd.com/pages/941136/page_201704091843
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