PMAJシンポジウム一日目

 基調講演から懇親会まで一日参加させていただきました。
基調講演の松原先生は、AIのお話し、続いて地球環境、セッションは3人の社長の講演を拝聴いたしました。
 十勝バスの立て直しでは、顧客巡回から得た、バスの乗り方はわからないという情報から乗り方のパンフレットを作って配布されたお話やバスは目的地に行くための手段ということで、路線上の公共施設案内パンフレット、目的地に焦点を当てた案内など、利用者視点の施策を具体的にご紹介いただきました。
 私は研修を生業にしておりますが、研修の目的は日常の活動に変化が現れて、成果が出ることで、ついつい研修の内容や受講アンケートを強調してしまいがちですが、改めて業務のアウトカムをきちんと見ていかないとと反省いたしました。
 京の乾物屋である山城屋さんのお話しは、社長のマネジメントの及ぶ範囲での事業展開を守って行くという、マネジメントの基本のお話でした。売上を上げ過ぎない、新商品やオリジナル商品を増やしながらも商品数を増やさない工夫など、そこには社長の決断が重要であること。それを従業員に納得してもらえるような企業理念など中小企業の社長の基本を再認識いたしました。
 最後は獺祭の旭酒造のお話し、こちらはテレビなどでも良く拝見していましたので、大筋はわかった上で拝聴させていただきました。講演なのでより具体的なお話もいただきました。ビアレストランを出して失敗したお話や山田錦の種子の確保に苦労されたお話さらにお米の大量の購入による軋轢など、成功するための難しさを感じさせる内容でした。業界や地域との折り合いを配慮しすぎると事業を展開することはできない。追い込まれて何もない状態から、自らのやりたいことを勇気を出してやれることの素晴らしさを感じる講演でした。自らの配慮(遠慮?、勇気のなさ?)人生を恥ずかしいと感じる講演でした。
 講演会では、清水先生はじめ4名の方の受賞式が実施されました。

★以上の内容は、私の感想ですので、講演者の方の思いと違う部分があるかもしれません。皆様の意にそぐわない部分がございましたら、すべて私の責任でございます。
受賞のご挨拶をされる清水先生と受賞者の皆さん
 

0コメント

  • 1000 / 1000