◆「プロジェクトマネジメント実践研修」2017/11/21~11/22
8,9月と実施いたしました「プロジェクトマネジメント実践研修」を11月にも実施させていただきました。今回は岡山市での実施で、複数のお会社の方がご参加でした。この研修で活用させていただいている書籍は、PMBOK(R)第5版対応です。9月にPMBOK(R)第6版がリリースされましたので、一部対応をしながら、研修を進めさせていただきました。
PMBOK(R)第6版では、知識エリアの名称が2つ変更になっています。一つ目は、タイムマネジメントが、スケジュールマネジメントになり、二つ目は、人的資源マネジメントが資源マネジメントになりました。
タイムマネジメントに関しては、毎回タイムマネジメントとは、QCDのD(納期)であり、スケジュール管理の事であると説明をいたしておりましたので、スケジュールマネジメントになって説明がしやすくなりました。資源マネジメントの方も、ISO21500も資源マネジメントですし、プロジェクトに必要な資源は、当然、人に係るものだけに限らず、資源全般の管理が必要ですので、良い方向への改定だなという印象です。
さらにビジネスケースの記述の明確化やアジャイルや人間力に関する記述も追加されましたので、現状のプロジェクトマネジメントにより活用できるものになったのではないかと感じております。次年度の大学や大学院の講座に向けて、テキストの改訂を順次進めていきたいと思います。
活用させていただいている書籍には、3通の手紙という寓話が掲載されております。新しく着任したプロジェクト・マネジャーが、前任者から3通の手紙を託されて、プロジェクトで問題が出るたびに手紙を開封していく。1通目は、前任者のせいにしろ。2通目には、プロジェクト・メンバーのせいにしろ。そして最後の3通目には、3通の手紙を書け。と書いてあるというものです。プロジェクト・マネジャーは日々の問題を何とか解決してプロジェクトを成功に導かないといけません。人のせいにしていても、プロジェクトは改善されません。そのようなことでは、結局前任者と同じようにプロジェクトを去っていく形になる。それでは、顧客やプロジェクトメンバーそしてすべてのステークホルダーが幸せになれない訳です。プロジェクトで、発生する問題を一つ一つ乗り越えて、プロジェクトの成功を実現していきたいですね。
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