SDGsの勉強会に参加しました(2018.02.17) Book Reviewの会

 SDGsという言葉を時々耳にするようになりました。12月までいた会社の社員教育でも組み込まれていました。SDGsは、国連サミットで、2015年9月に採択されたもので、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)として、17の目標と169のターゲットで構成されています(2016年1月1日に正式発効)。ミレニアム開発目標(MDGs)の成果をさらに一歩進め、あらゆる形態の貧困に終止符を打つことをねらいとしています。皆さんも以下のような図を見られたことがおありだと思います。

 BSCフォーラムのメンバーで2か月に一度開催している「Book Reviewの会」で、今回はSDGsがテーマになり、「国連世界の未来を変えるための17の目標 SDGs 2030年までのゴール」(日能研)を題材にレビューを行いました。

 169ものターゲットが並んでいますので、すべてを把握することは難しいですし、目標でも17ありますので。なかなか大変です。書籍の中で、SDGsを経済、社会、地球環境の視点で区分して、以下のようにまとめています。

また、5つのP(People, Prosperity, Planet, Peace, Partnership)との対応での区分もあります。

 どれも重要なことですが、こんなにあるとちょっときついなということで、国も企業も自らの重点分野を決めてやっていこうということで進んでいるようです。

 議論では、だれも反対はできない内容だけど、QCやISO9001(品質)、ISO14001(環境)、セキュリティなどなど、企業としては様々やってきて、最近では、CSR(Corporate Social Responsibility)、CSV(Creating Shared Value)、ESG投資(環境・社会・ガバナンス)ともつながるけれど、そんなにやれるかなあという疑問と、いやいやすでに各企業でも取り組んでいて、IR(Investor Relation)などでもしっかりと記載されているという意見がありました。

 最近の異常気象などを実感するとやっぱり相当に意識していかないといけないなあとは感じます。しかし、自分は何ができるかは具体化が見えにくい部分でもありますね。以前いた会社では、オフィスの省エネ、ICT技術による環境への貢献などが具体的な目標になっていたように記憶しています。

 一人一人が意識をして、全体で協力して進めていく必要があるのですが、やはり企業だと経済を優先してしまいがちだなと感じます。全体最適を考えるために「SDGsカードゲーム」というものも開発されているようです。2月26日に体験する予定です。体験記はその後に記載させていただきます。

【関連リンク】

• 「SDGs 国連世界の未来を変えるための17の目標: 2030年までのゴール」、日能研教務部 (編) みくに出版

• 「SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」」http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

• 「SDG Compass SDGsの企業行動指針 ?SDGsを企業はどう活用するか?

https://sdgcompass.org/wp-content/uploads/2016/04/SDG_Compass_Japanese.pdf

• SDGs Industry Matrix

http://ungcjn.org/activities/topics/detail.php?id=204

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