放送大学の文教学習センターで行われた石隈利紀教授の「レジリエンスの心理～羽生結弦さん、小林麻央さん、浅田真央さんの力～」講演会に参加させていただきました。
レジリエンス(※1)の心理について、事例を交えながら、14時から2時間の講演でした。
まずは、福島県の子供たちの東日本大震災後のレジリエンスの事例のお話しをいただき、次にレジリエンスとは何かのお話しをいただきました。さらに浅田真央さん、小林麻央さん、羽生結弦さんさらにアンネフランクについて、各々のレジリエンスのポイントをご説明いただきました。続いて、レジリエンスをどう考えていくか、育てていくかについて、「べてるの家」も例にとりながら、お話しをいただきました。
とても分かりやすく、ユーモアを交えながら、ご説明をいただきまして、大変に参考になるご講演でした。レジリエンスの筋肉を鍛えるために、「私は〇〇だ。」、「私は〇〇できる。」、「私は〇〇をもっている。」、「私は〇〇が好き。」を考えて、自分自身のレジリエンスを考えていくという演習は、様々に活用できそうです。危機におけるレジリエンスとして、①安全、安心な環境を取り戻す、②「日常生活」を取り戻す、③自己コントロール感を取り戻す、④自分に起こったことを受け入れ、整理するの4点もとても重要なポイントだと思います。
SNSについては、使用は気を付けてねというお話でしたので、最小限の記述にとどめさせていただきました。
※１）レジリエンス(resilience)：
・何かにぶつかったときに跳ね返す力、弾力、元気を回復する力、立ち直る力
・困難な出来事を経験しても個人を精神的健康へと導く心理的特性や力(石毛・無籐、2005)
▼放送大学文教学習センターのページ
▼公開講演会の案内
【関連リンク】
・やわらかに生きる―論理療法と吃音に学ぶ、石隈 利紀, 伊藤 伸二
http://www.kanekoshobo.co.jp/book/b184090.html
・TED 寅さん・ハマちゃん・右京さんに学ぶ 人とつながるオンリーワン
https://www.youtube.com/watch?v=0OnSQ247VGc
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