横浜みなとみらいのBUKATSUDO(※1)で開催された「サラリーマンイノベーターの集いin横浜vol.2」に参加いたしました。横浜市経済局とWork Design Labの連携で、『越境する個人と組織の再結合を考える』をテーマで開催されました。
最初に、WOrkDesignLabのファシリテータである石川氏から本日のテーマである越境について概要のお話がありました。今回は特に所属する組織の壁を超える「①越境力」と越境することで他の組織や人から得たノウハウやスキルなどを自らの組織にフィードバックする「②再結合力」について取り上げるということでした。
次に横浜市経済局の大橋氏から、イノベーターズコミュニティの取り組みと行政の役割についてご紹介をいただきました。
講演は、まずは法政大学大学院政策創造研究科教授の石山恒貴(いしやま のぶたか)氏から越境学習と往還(越境するだけでなく、それを戻すことの重要性)、戻すことの難しさ(戻そうとすると既存の組織からぶっ叩かれる)、でも迫害されるとうまく戻せるようになる。越境して、シングルキャリアを打破し、再結合の促進に寄与することが重要とのお話をいただきました。
次に、日産自動車株式会社 Nissan第二製品開発本部 車両開発主管(Chief Vehicle Engineer)である齋藤裕(さいとう ゆたか)氏から日産での越境の取り組みとして、ラージスケールミーティングやFuture Meetingなど部門や国を超えて、自分たちの未来を作り出す取り組みをご紹介いただきました。
さらにパネルディスカッションでは、石川氏や会場からの質問にパネラーのお二人が答える形で、進みました。
・取り組みに対する組織の理解は?
・部門の目標と越境の関係は?
・実践共同体をどう作っていくか?
・境界をどう超えていくか?
・境界をオープンにするにはどうすればよいか?
・思いのある人を作るには?
・思いのある人が組織を出てしまわないようにするにか?
・チームを作っていくには?
などなど、たくさんの議論がありました。
講演やパネルディスカッションの途中では、参加者同士の3分間の交流の時間があり、実施の様子は、グラフィックコミュニケータである本園氏により、グラフィックレコーディング(グラレコ)されて、壁面に記録が残されました。最後にアルコールの入ったネットワーキングがありましたが、かなり遅くなってしまうので、ネットワーキングの始めで失礼させていただきました。
▼会場である「BUKATSUDO」がある造船ドックとランドマークタワー
▼本園氏によるグラフィックレコーディング(グラレコ)
※1)BUKATSUDO:
・BUKATSUDOは、横浜・みなとみらいの造船ドック跡地に誕生した、大人のためのシェアスペースです。ワーキングスペースや小ホール、スタジオ、ラウンジ、BUKATSUDO COFFEEなどがあり、会員登録すれば、どなたでも利用できます。横浜市、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、三菱地所株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社が支援しています。
▼WORK-REDESIGNのページ
https://www.sc.ouj.ac.jp/center/bunkyo/
▼サラリーマンイノベーターイベントの案内
https://peatix.com/event/358409?lang=ja
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