◆◆「マーケティング・新規事業検討のワークショップ」を実施させていただきました(2019.8.30及び9.5)

 今回は、新規事業を推進する部門の皆さんとマーケティングと事業戦略検討のワークショップを開催させていただきました。

 初日に、マーケティング及び事業戦略の基本と手法を確認し、キーエンスを題材に3C分析、PESTEL分析、SWOT分析などの内部・外部環境分析や、ビジネスモデルキャンバスによる事業戦略を検討していただきました。

 2日目からは、合宿形式で、これらの手法を実際の現状の事業に適用して、検討を行いました。検討に入る前に発想を広げるために『アクションカードゲームX』を活用して、仮説を立てる練習も実施いたしました。

 3日目は、部門の皆さんで、今後の事業について、検討を行っていただきました。

 ご参加の皆さんは、技術者が中心で、シーズ発想になりがちとのことで、顧客視点でかつ顧客のニーズを超えた価値を考える創造型マーケティングを意識していただくように進めさせていただきました。技術的には、高いレベルを持ちながら、顧客の声を直接に聞く機会が少ないなどの弱みがSWOT分析で出ていました。そこで、ご自身の事業では、CVCA(顧客価値連鎖分析)とリーンキャンバスを活用して、顧客の課題解決を起点に事業戦略を検討いただきました。

 積極的に顧客の現場である市場に出て、顧客ニーズの把握とそのニーズを超えた課題の設定を行い、新たな社会価値を生み出していただけることを願っております。

▼事業戦略構築のプロセス


▼リーンキャンバスを活用して事業戦略を検討

 リーンキャンバスは、エリック・リースが提唱したもので、顧客の課題を起点に小さくビジネスを創造して、問題があったら、すぐにムダを省いて軌道修正しようという事業創造の方法論


▼『THE SDGs Action cardgame「X(クロス)」』(以下、X)は、金沢工業大学で開発されたカードゲームで、トレードオフカードとリソースカードの二種類のカードにより構成され、トレードオフカードに記載された課題を手持ちのリソースを用いて、解決策を創造するものです。(金沢工業大学SDGs推進センター)

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