◆ グロービス経営⼤学院の「【特別セミナー】「シェアリング×サブスクリプション」 〜新しいビジネスモデルのつくり⽅〜に参加させていただきました。(2020.01.16)

 今回の特別セミナーは、国内最⼤級のファッションレンタルサービスを⽉額制で展開する、株式会社エアークローゼットの創業者であり現CEOの天沼聰⽒のお話でした。

 創業から現在までの経緯やその基礎になる方針をリアルにお話をいただきました。社会に役立つ事業をやりたい。その基礎には、お父様が早くに亡くなられて、人生何でもあるだからこそ時間価値にこだわっておいでで、お父様に良い人生を過ごしたと言いたいとのことでした。

「学⽣の頃から、いつか起業したいと考えていた」と語る天沼⽒は、アビームコンサルティング、楽天を経て、2014年にノイエジーク(現エアークローゼット)を創業。2015年2⽉に、⼥性の普段着を⽉額制でレンタルする「airCloset(エアークローゼット)」のサービ

スを⽴上げられました。現在、会員数は30万⼈近くになっています(2020年1⽉時点)。

 現在提供されておいでのサービスは、「オンライン・ファッションレンタルサービス(airCloset)」、「リアル・ファッションレンタルショップ」、「オンライン・パーソナルショッピングアプリ」の3つです。中核の事業は、airClosetで、国内最大級のファッションレンタルプラットフォームということで、月額会員になると、月に3着をスタイリストが選んでくれて、自宅に送られてくる。気に入れば継続して使用して、気に入らなければ返却可能で、返却すると次の服が送られてくる。気に入った服は購入も可能とのことでした。

 ユーザとスタイリストそして倉庫をつなぐ、仕組みの構築とそこで発生するデータ活用(人工知能、データ分析)をビジネスとされておいでです。ファッション系の倉庫で、単品管理するのはなかなか大変で、これを対応してくださった倉庫会社からは初期の出資もいただいて、とても良いパートナー関係ができているとのことでした。関連の企業とのパートナー関係はとても重要視されているとのこと、クリーニングのホワイト急便やネスレ、SONY、P&G、パソナ、ANA、マルイ、JR東日本(無人パーソナルスタイリング)、エアーウィーブ、YAMANなどなど、他業界とのコラボレーションも推進されておいでとのことです。

ミッションは、『誰もがワクワクする新しい「あたりまえ」をつくろう』この思いのもとに完成はなく、常に進化し続けることが重要である。目的はぶれないが手段はどんどん変化していく、うまく行かなければ、どんどんやめていく。これは決して失敗ではなく、自分たちで考えたサービスがユーザにとってどんな価値があるのかを確認するために挑戦をし、ユーザが価値に感動してくれるサービスをどんどん提供していくとのことでした。

 質疑の中で、⽥久保研究科長もおっしゃっていましたが、すべてを考え抜いて、それを実行しておいでだという印象でした。サブスクリプションサービスの成功モデルが実現していることを実感できました。

▼構想の際に検討されたこと

▼プログラム

1.日時 2020年1月16日(木) 19:00-21:30
2.場所 グロービス経営大学院
3.内容
     第⼀部︓講演︓ 天沼 聰 ⽒(airCloset CEO)
     第⼆部︓ 天沼 聰 ⽒ × ⽥久保 善彦(グローバス経営大学院研究科長)
     第三部︓質疑応答


▼airClosetのwebページ

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