◆ビジネスモデル検討の取り組み、その3(20200426)

 ビジネスモデル検討の取り組みを進めたかったのですが、大学や企業研修の映像と音声取りで手間取って手を付ける余裕がありませんでした。やっと何とか区切りをつけられましたので、少しだけ進めました。

コンポストビジネス関連情報をまとめてみました。

• コンポスト化の意義

– 東京農業大学の牛窪名誉教授によるとコンポスト化の意義は以下の5点です。

① 有機物を分解(無機化)し、汚物感を無くす。

② 植物への発酵熱・ガス害および有機酸等による被害を回避。

③ 病原菌の死滅、雑草種子の不活性化

④ 植物生育や土壌改良に有効とする。

⑤ 肥料取締法への適用

– コンポストでできた堆肥は、肥料としてあるいは土壌改良資材として利用できます。


• 発酵方法

– 発酵方法には、好気性発酵と嫌気性発酵があります。

– 好気性発酵がコンポスト化です。好気性発酵では、空気中の酸素を取り込んで、炭酸ガス、アンモニア、水蒸気を発生します。メタンガスなどを発生する嫌気性発酵に対して、安全で自然な方法です。

– 処理機のタイプは、バイオ式・乾燥式・粉砕式の3タイプに分けられる。

① バイオ式:バイオチップと混ぜ合わせることで、微生物が生ごみを水と炭酸ガスに分解する。1か月ほどで有機肥料として活用

② 乾燥式:生ごみの水分を蒸発させて、乾燥する。そのままごみとして捨てることも可能。

③ ディスポーザーとも呼ばれていて、キッチンの排水溝に取り付ける


• 生ごみからできた堆肥の活用が難しく、自治体の補助が停止されている事例もありますが、多くの自治体で購入補助の制度があります。


• 生ごみ資源化の状況

– 生ごみの資源化には、自治体が主体となって行う場合と生ごみを多く排出する事業者が自ら行う場合があります。

– いずれの場合も民間の資源化事業者が自治体の資源化施設を活用するケースが中心ですが、個別の取り組みで飼料化や堆肥化を行うケースもあり、家庭用コンポスト事業での循環を考える場合は、この取り組みが参考になります。

– 自治体が主体となって行う場合

① 民間資源化事業者活用型

② 自治体資源化施設建設型

③ 小型堆肥化装置複数設置型

④ 家庭用コンポスト容器普及型

– 排出事業者が行う場合

① 民間資源化事業者活用型

② 自治体資源化施設活用型

③ 個別事業者取組型

▼コンポスト事業のPESTEL分析

このPESTEL分析は不十分ですので、ぜひ皆さんのご指摘をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

なお、カンブリア宮殿特別企画第2弾のボーダーレス・ジャパンの創業者を囲むトークライブが5月1日にオンラインで開催されるようです。

無料ですので、ぜひ、皆さんもご参加頂ければと思います。

▼カンブリア宮殿特別企画 第2弾「創業者を囲むトークライブ」の案内文

実施日: 5/1(金)19:00

―ボーダレス・ジャパンをもっと知りたい!にお応えして、4/16放送のカンブリア宮殿に出演したボーダレス・ジャパン。番組や放送終了後のトークライブではまだまだ語り切れなかった創業当時の想いやボーダレス・ジャパンのこれからについて、創業者が語るトークライブの第2弾!今回は、社長 田口一成と副社長 鈴木雅剛のお二人が登壇します。

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