◆日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)のPMSプログラム研修を実施させていただきました (20201126)

 継続的に実施いただいているPMAJの研修ですが、新型コロナ禍での実施は、リアルとオンラインの組み合わせでの行われております。今回も講師はスクリーンの前で、普通にリアルの方の前で、実施します。その映像をカメラで捉えて、zoomでオンライン配信しています。講師としては、リアルの方ばかりに目がいかないように意識をしますので、カメラのレンズを見ていることが多くなります。リアルの方の反応はわかりますが、オンラインの方は全く反応が見えません。通常のオンライン会議では、時に相手の映像や音声が見えますが、講師側のパソコンはテキストのみの表示になりますので、本当に全く反応がわかりません。この研修では、zoomのミーティングで実施しているのですが、ミーティングの画面は運営者側ですので、講師側からは全くわからない状態です。時に質問はありませんかと問いかけたときにオンラインの向こうから、「大丈夫です。」といったお声が返ってくるのがとてもうれしく感じます。Zoomウェビナーでのセミナーも同様の形に受講しておいでの皆さんが見えないので、講師にとっては、何とも厳しい状況になります。とはいえ、オンラインだけでなく、リアルとオンラインのハイブリッド研修も行えることはとても価値があると感じます。

 PMAJがある東麻布には、いつも日比谷線の神谷町から歩いておりますが、今回は南北線の六本木一丁目駅から歩いてみました。駅を出たところの泉ガーデンでは、クリスマスに向けたディプレイが行われて、新型コロナ禍での厳しさを感じさせない派手やかな雰囲気を演出していました。泉ガーデンを抜けて、仙石山森タワー周辺は再開発された綺麗な街並みが続きます。その先の再開発の工事中の区画を抜けると、昔からの家も残っていて、なんとなくほっとします。神谷町に抜ける直前に穴子専門店を見つけました。今後来たときは入ってみようと思いました。いつもは通らない場所を通ってみると新しい発見がありますね。

 八幡神社の下を通り、PMAJのすぐ手前に熊野神社があります。ここの神社にはPMAJに来た時によくお参りさせていただいております。今回もと思ったのですが、その手前にある中華料理屋の「源記」の前で、立ち止まってしまいました。この「源記」は、PMAJの委員会の後の夜遅い時間によく皆さんと食事に来ておりました。特にP2Mガイドブックの改訂の委員会では頻繁に来ていたものです。長く続いていてお世話になったこの店が、閉店し、建物がテナント募集中になっていたのです。最近、東京を歩いていると、店舗に空きが目立つようになっているなと感じていましたが、ついにこの店もと改めて、新型コロナの影響の大きさを実感いたしました。研修にも大きな影響は出ていますが、オンラインで対応することによって、研修そのものの需要はそんなに減っていないように思います。しかし、食や観光に関わる業種は直接に影響を受けていることを改めて実感しました。

最近の状況を見ていると、第一波以上の事態となっていくことが想定されます。多くの産業に負の影響が連鎖していき、経済の大幅な減退がさらに続いていくと考えられます。新型コロナ禍での現状、さらにその後に向けての新しいビジネスを早急に立ち上げていく必要があります。

現在実施中の慶応大学大学院SDMでのプロジェクト合宿研修では、「ニューノーマル時代のビジネスを考える」をテーマに設定して、ご参加の皆さんに検討いただいております。ニューノーマルとは何かが未だ見えない状況でも、将来に向けたビジネスを生み出していきたいものです。

▼PMSプログラム研修

▼泉ガーデンのディスプレイ

▼閉店した「源記」

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